"中日視野下的魯迅”国際學術研討會
 於:厦門大学・人文学院 
                                                      
2009年9月22日〜27日
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参加するまでの経緯

第二回厦門大学魯迅国際學術研討會が「日中を視野にいれた魯迅国際學術會議」の名のもと、厦門大学(福建省厦門市)で開かれた。 
 
ここで発表するために準備した期間は6月から9月に及んだ。
なぜ厦門に出向いて発表することになったか。それは北京魯迅博物館の黄喬生氏の誘いによる。 
氏は2009年5月16日、「内山完造没後50年紀念」の事業に参加するため、魯迅の令息周海嬰、孫周令飛さんたちとともに来日し、福山での歓迎会に臨んだ。
 
その会場は福山駅前のニューキャッスルホテルで、1万円の会費を支払って私も参加した。
彼と挨拶を交わした時、「あ、紹興で会ったのを覚えているよ」と言った。私も紹興で彼が忙しくあちこちに出没するのを見ていたので、その時挨拶をしたのを覚えている。
 
彼に魯迅に関する日本側の新資料について調査を進めていると言うと、「それは丁度いい。9月に厦門で魯迅の学会があるから、そこに来い、できれば新資料について発表しろ。学会は東北大学と北京魯迅博物館が共催する。必ず参加しろ」と勧められた。
 
その時は準備が間に合わなくても学会には参加したいと言うにとどまったが、行く以上は発表した方がいい、と思い少しずつ準備を開始した。